筆跡診断とは
筆跡診断は、書かれた文字から書き手の性格や真相心理を解明する学問で、性格・心理状態を分析する行動心理学の一種です。
筆跡診断は、欧米では100年以上の長い歴史があり、「グラフォロジー」と呼ばれ、大きな大学には学科があります。特にフランス・ドイツ・スイス・アメリカで盛んです。フランスでは19世紀末以来、筆跡診断士は「グラフォログ」と呼ばれ、医師・弁護士などと肩を並べる高度な国家資格者として活躍しています。
筆跡診断は、筆跡鑑定・占いとは全く違います。真相心理の考察による理論付けだけでなく、統計的データによって裏づけられます。欧米では嘘発見器と並ぶ位置づけであります。日本では東京に本部があります日本筆跡診断士協会 森岡恒舟会長が長年の研究に渡り応用心理学の一つ、筆跡心理学として確立されました。
人の性格や真相心理は普段の何気ない行動に表れています。「書は人なり」と言われるほど、筆跡にはその人特有の行動傾向が表れます。筆跡は、人間の「書く」という行動の結果で残された痕跡(書癖・筆癖)です。そのため筆跡特徴(一字ごとの特徴・章法としての特徴)は必ず日常行動と対応しているといえます。筆跡特徴からくる行動傾向を読み解けば、性格や深層心理が見えてきます。また、筆跡を変えることで、行動にも変化が出て心や正確に影響を与えることができます。なりたい自分に変わることが可能です。
心が乱れると文字も乱れるという経験はないでしょうか?気分や心理状態が文字に表れます。脳は柔軟で、学習能力が高く、繰り返し正しい文字を書くことで集中力アップも可能です。仕事に生かす筆跡診断としては、社員の集中力アップ・ミスを減らす訓練、営業力アップ、お客様の心理を読み解く、開運文字を身につける・取り入れる、履歴書から読み解く社員の本質、社員の職業適性、文字改善でよりないたい自分に・・など広がりが多いと思われます。